火打山テント泊(2018/4/27-28)

もう1-2週間早くやりたかった火打山。結局GWになってしまった。天気予報では土日の方が天気が良い。でも混むのは嫌で、静かな雪上テント泊を楽しみたかったので、1日早めてスタート。右から火打山、影火打山、焼山(高谷池ヒュッテ前から撮影)

3時過ぎに高山のアパートを出るも、安房峠を越えたところでマットを忘れたことに気が付く。釜トンネル前でUターンしてアパートに戻る。結果的に予定より2時間弱遅れて8時過ぎに登山口に到着

駐車場でお会いした二人連れの常連さん曰く、例年に比べ雪が少ない。上の駐車場が使え、ゲートの小屋が露出しているのも珍しいとのこと。雪が多い時は黒沢沿いに登り上げていくのだが、今年は沢が出ていて沢をクロスすることもできないという。それでも雪はそこそこあって楽しめた

駐車場横から雪の上を進む。すぐに木の枝に結んである赤リボンを見失う。GPSを頼りに雪の上を適当に歩く。その結果、沢の反対側を進んでいることに気づき、途中で沢にかかる崩落しそうな雪のブリッジを恐る恐るわたることに



挫けない木。何があっても上に伸びる。還暦を過ぎても人生かくありたいと思う

黒沢橋を渡って振り返る。雪が沢を覆っているときは枝の赤リボンを頼りに渡るのだろうか。中途半端な雪だと踏み抜いたり崩れたりして沢に落ちてしまう

黒沢橋からしばらく進むと「十二曲り」と呼ばれる九十九折りの急登になる。先に出発したスキーを担いだ常連さんに追いつく。一曲りくらいで、あとは直登して尾根に出る


十二曲りから尾根道を進むのだが、しばらく夏道が出ていた。この時期としては珍しいのだろうな

富士見平手前で完全に雪道に戻った。尾根を登りあげると火打山と影火打山と焼山が姿を見せる。焼山の噴煙も見て取れる。焼山の半径1キロは入山禁止区域

振り返れば高妻山の山容がすばらしい。こちらも百名山の一つ

富士見平の先は黒沢岳の左斜面をトラバースして進む

トラバースが終わると今宵の宿泊地の高谷池が近づく。青空も広がってきた

火打山が近づく。BC(バックカントリー)スキーの人気の山の一つ

高谷池ヒュッテに到着。風もなくのんびりテントを張り、早速ビールとつまみでくつろぐ。でもこのまま飲み続けると夕方までに出来上がってしまう。計算すれば6時過ぎまでに山頂に立てる。というわけで、ピークを目指すことに

天狗の庭に到達。池の氷と雪が溶け始めている

振り返ると高妻山がすばらしい。雪面の筋は私の足跡ではない。クラックの始まりかな

右手前の雷鳥平の尾根を進むのが夏道だが、このまま真っ直ぐ雷鳥平の左側斜面をトラバース気味に高度を上げて火打の斜面の取り付きに向かう。勝手にルートを選んで進めるのは雪山の特権

後立(後ろ立山連峰)の山並みが美しい。高い上部の厚い雲が移動し青空が広がっていく

火打の取り付きまであと少し。太陽が火打に隠れ、雪面が締って歩きやすくなってきた

火打への最後の斜面。アタックザックで身軽にして登ってきたが、高谷池までの重いザックの後遺症で、急ごうと思うが足が進まない

こんな感じの斜度。頂上直下の斜面はもっと斜度がきつく、写真を撮っている余裕はなかった
反対側も青空が広がり月も綺麗に出ている

山頂到着も日没近くシルエット写真になってしまった

山頂は雪がなくこんな感じだった。寒くなってきたので、雪山用の上着とフリースの帽子、厚手の手袋を装着

明日予定している妙高山が手前の三田原山の左奥に頭をのぞかせる

さぁ日が暮れてしまう。そろそろ下りよう。下りは急斜面を飛ぶように降りて天狗の庭に戻る。そこからヘッドランプを点けて自分の足跡をたどってテントに戻る

翌朝すごい天気。テント付近から火打山、影火打山、焼山が美しい

北アの白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ケ岳)が雲海の上に見える

左に行くと不帰ノ嶮、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ケ岳の山並み

五竜岳(右)と鹿島槍ヶ岳(左)のアップ

幾重にも連なる北アの峰々

東鎌尾根から槍ヶ岳への稜線。左には穂高の山並み。何とも言えない素晴らしい眺め

高谷池ヒュッテ(1階部分は雪に隠れている)。強風に難儀しながらテントを撤収した

反対側からヒュッテ。その背後に火打山と影火打山。お世話になりました

妙高山へは大倉乗越の先にある急斜面の長いトラバースがあり、この時期は危険なので止めた方がよいと小屋のスタッフに諭される。黒沢池の湿原を回って帰ることを勧められたので素直に従う。まずは尾根に上がって茶臼山へ。反対側も雲海だ

最後に北アルプスの山並みにさようなら

茶臼山の尾根を下り始めると左下に黒沢池ヒュッテが見えてきた。こちらは外人さんがスタッフとして切り盛りする珍しい山小屋、その先には三田原山への稜線と中央奥に妙高山の頭

黒沢池湿原に向けて斜面を適当に降りる。気持ちの良い湿原だ

黒沢池ヒュッテが近づいてきた。GWは営業しないようだ。あそこまで下りてしまうと登り返しになるので、湿原へ向かって下りる

黒沢池湿原に降り立った

湿原の緩やかな下りを進んできて振り返る。何とも気持ちがいい

湿原の端まで来た、ここで右手斜面に登りあげ、そこから斜面をトラバースして回り込み富士見平に戻る

富士見平からは黒姫山の背後に富士山が見えるのだが、今日は雲がちょうどかかって見えなかった。下る途中に乙見湖が見えた

再び夏道を下る。続々と登山者やBCスキーヤーが登ってくる。今日の高谷池は大盛況だな

行きには通らなかった十二曲りの終点に到着。ここから黒沢橋まで雪の急斜面を下り、後は林の中を駐車場まで戻った。気持ちの良い山だった


さて、今回のテント泊では夜はトラブル続き。まずランプが点かない。ヘッデンでやりくりする。次にバーナーの自動着火が途中でダメになる。持ってきたマッチが見つからず、小屋でライターを借りた。装備はちゃんと点検しておかないとだめだな。小屋のスタッフ数名と常連さん二人で翌日からのGWに備えてアルコールで英気を養っていた(本日宿泊者ゼロ!)。一緒に飲むよう勧められたが、夕飯の支度途中だったので、丁重にお断りしながらも後ろ髪を引かれる思いでテントに戻った

静かな一夜も明け方に風が出てきて、テントの撤収に手こずった。ビニール袋に雪を詰めて埋め、取っ手部分にテントの細引きを括りつけてアンカーを取っていたが、外した途端にテントが風でひっくり返りポールが少し湾曲してしまった。先にポールを抜いてからアンカーを外すべきだった。まだまだテン泊は初心者だ

小屋のスタッフに大倉乗越のトラバースが危険なので妙高を諦めるよう諭され、思案の末に従うことに。長い急斜面のトラバースをやるには、前日の重いザックで相当足腰に来ていて踏ん張れそうもなかった。スタッフの勧めで黒沢池を巡って帰ることにした

結果は大正解で、誰もいない静かな素晴らしい黒沢の湿原を満喫できた。妙高山には季節を変えてまた来ることにしよう。昨年秋の剱沢以来のテン泊を存分に楽しんだ山行となった。感謝感謝!


野風に吹かれて

はじめまして、野風です。どうぞヨロシク! 還暦退職を機にブログを始めました。数年前から復帰した山の記録がメインです。これまでヤマレコにアップしてきましたが、山以外にも広げて発信していきたいと思っています

0コメント

  • 1000 / 1000